8日午前7時半ごろ、兵庫県西宮市高須町2丁目の武庫川団地で、「知人の男が母親と妹を殺してしまったようだ」と男性から110番通報があった。県警甲子園署員が現場へ向かうと、団地の一室で、女性2人が布団や畳の上で倒れ、死亡していた。

 県警によると、亡くなった女性2人は男の80代の母親と50代の妹とみられる。遺体にはいずれも布団がかけられ、服には血が付着し、刺し傷が確認されたという。室内からは血の付いた包丁も見つかった。県警は殺人事件とみて、行方が分からなくなっている50代の男を捜している。

 通報した男性は県警に対し、「男とは仕事先で知り合った。殺したことを今朝、電話で連絡してきた。自分も死にたい、と話していた」と説明したという。

 現場は、阪神武庫川線の武庫川団地前駅から西へ約600メートルの団地が立ち並ぶ一角。近くに住む男性(33)は「小さな子どもがいるので心配です」と不安げだった。