女性の後ろ姿を隠し撮りしたとして、千葉県警は10日、君津署の前生活安全課長の男性警部(45)を県迷惑防止条例違反容疑で千葉地検木更津支部に書類送検し、減給100分の10(6カ月)の懲戒処分にした。警部は同日付で依願退職した。県警への取材でわかった。

 県警によると、警部は7月18日午後7時ごろ、木更津市の店舗で30代の短パン姿の女性客の臀部(でんぶ)をスマートフォンで撮影した疑いがある。女性客が不審な動きをしているのに気づき、店員らが取り押さえた。警部は勤務外で1人で買い物に来ていたという。

 スマートフォンには別の女性を撮影したとみられる同様の写真が数千枚記録されており、下着が写り込んでいる物もあった。警部は県警の調べに「6月からやっていた。仕事がうまくいかず、盗撮することで、ストレスが軽減できたと思うようになった」などと供述したという。

 警部は君津署でドメスティックバイオレンス(DV)やストーカーなどの相談を受けたり、市民にそうした事案や性犯罪の被害に遭わないための被害防止策を伝えたりする業務に就いていた。県警は「治安を守るべき警察官がこのような事案を起こし、被害者及び県民の皆様に深くお詫び申し上げます。職員の指導、教養を再徹底し、信頼回復に努めてまいります」としている。