神奈川県藤沢市のスマートフォン向けの防災アプリで、1日の集中豪雨と7日の台風5号による大雨の際、避難所の場所を示す地図が表示されないなどの不具合が生じていたことが市への取材でわかった。情報を追加する際などに業者に依頼してシステムを更新しているが、その作業の中で何らかの問題が起きたと市はみている。担当者は「利用者にご迷惑をかけ申し訳ない」と話した。

 市によると、問題があったアプリは「ふじさわ街歩きナビ」。契約業者と共同で開発し、昨年2月から無料でダウンロードできるようになった。災害時に市の避難勧告などを文字で表示するだけでなく、現在地と周辺の避難所が地図上にアイコンで表示され、行きたい避難所への方向が太い赤線で示されるようになっている。

 ところが、1日夕から夜にかけての集中豪雨で市が避難勧告を出した際、アップルのiPhoneなど、OS(稼働システム)にiOSを使うスマホやタブレット端末では避難所の地図情報が画面に出なかった。アンドロイドのOSを使う機種でも一部、出ないケースがあった。文字情報でも、避難対象者数を入力したのに表示されない不具合があったという。