核兵器の廃絶をめざし、国を超えて都市の果たすべき役割を話し合う平和首長会議(会長・松井一実広島市長)の第9回総会が8日、長崎市で始まった。

 40カ国の193都市・団体の首長ら347人が参加表明。核廃絶に向けて、核兵器禁止条約の早期締結の要請や、アニメや漫画などを使った若い世代への平和教育の実施などを盛り込んだ2020年までの行動計画を承認した。

 総会では、国連軍縮部門トップの中満泉(なかみついずみ)・軍縮担当上級代表(事務次長)が基調講演。軍縮に関わる重要課題として北朝鮮問題を挙げ、「北朝鮮の不法かつ不安定な活動を終結させ、朝鮮半島の平和的非核化を達成することは、より広い地域の平和と安全の中で追求しなければならない」と述べ、国際的な連携で対処すべきだとの見解を示した。

 開会に合わせ、核兵器禁止条約の交渉会議で議長を務めたコスタリカのホワイト氏がビデオメッセージを寄せた。「それぞれの政府に対して、条約への署名を呼びかけてほしい。平和に向けてさらなる努力をお願いしたい」と呼びかけた。

 総会では、被爆者らによる「ヒバクシャ国際署名」と連携した署名活動を進める方針も確認した。