林芳正・文部科学相は8日、朝日新聞などのインタビューで、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設について、今月下旬にも出される文科省の大学設置・学校法人審議会の答申を尊重して認可の可否を判断する考えを示した。「最終的には審議会の結論を尊重して、判断を行うことに尽きる」と述べた。

 林氏は、加計学園の問題を通じて文科省の信頼が損なわれたとの認識を示し、「行政の信頼を回復する前提に立てば、法律に基づいた手続きに沿って進めていくことが大事だ」と強調。審議会について「静かな環境で、専門的な観点から見ていただきたい」と語った。

 また、文科省の信頼が損なわれた理由として、「総理のご意向」などと書かれた文書の調査で「1度目に見つからなかったものが、2度目に出てきた」と指摘。さらに、前川喜平・前文科事務次官が「行政がゆがめられた」などと証言し、政府内でも文科省と内閣府で主張や認識が食い違った点を挙げた。そのうえで「プロセスをもう一度精査しながら、説明に改善の余地がないのか、詰めていきたい」と話した。