福岡市博多区で9日午前8時15分ごろ、強い突風が発生し、建物の壁が落ちる被害が発生した。福岡管区気象台は午前8時49分、福岡県の福岡地方と筑後地方に竜巻注意情報を出し、機動調査班を派遣して調べている。

 被害があったのは、同市博多区須崎町にある3階建ての店舗兼住宅。3階部分の壁が2メートル四方にわたって落下した。店主の男性(71)によると、午前8時15分ごろ、下から上に吹き上げるような風が2回吹き、壁が落ちてきたという。市消防局によると、午前10時現在、突風によるけが人は出ていないという。

 また、福岡海上保安部は9日午前8時50分ごろ、能古島(福岡市西区)の北西沖で転覆している漁船から船長の男性(60)を救助したと発表。乗っていたのは男性1人で、目立ったけがはないという。突風で転覆した可能性があるとみて調べている。

 気象台によると、福岡市上空には発達した積乱雲が通過していたことから、竜巻が発生した可能性があるとしている。大気の不安定な状況は9日昼過ぎまで続くとみられ、雷や急な風の変化など積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中で安全確保するよう呼びかけている。