山梨県山梨市の職員採用をめぐり、試験結果を改ざんしたとして同市長の望月清賢(せいき)容疑者(70)が警視庁に逮捕された事件で、複数の受験者の親族の口座から、それぞれ現金数十万〜数百万円が引き出された形跡があることが、捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、現金が引き出されていたのは採用試験の前後で、まとめて出金されたケースもあった。同庁は、これらの現金が採用に至った謝礼などに使われていなかったか、使途を慎重に調べている。

 昨年度、山梨市職員の採用試験は昨年9〜11月にあり、57人が受験して17人が合格した。望月容疑者は昨年9月の1次試験で、合格ラインに達していない受験者が合格できるよう点数の水増しを市職員に指示した疑いがあり、同庁の調べに容疑を認めているという。