大阪府は9日、55階建ての咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区)について、7〜17階の全フロアにホテルの入居が決まったと発表した。主に外国人観光客の宿泊を想定。来年8月に一部開業、2020年2月に全面開業予定という。高層階には府の一部部局が入居しているが、空きテナントが多く、入居業者を公募していた。

 ホテルの名称は「さきしまコスモタワーホテル(仮称)」。全378室で、最大756人が宿泊できる。自転車販売業でホテル事業にも進出しているリコジャパン(堺市)と、不動産会社の西辻工務店(大阪府和泉市)の共同事業で、両社が100%出資する新会社がホテルを運営する。

 府によると、ホテルの入居で稼働率は約20%増えて84%になる。松井一郎知事は9日の会見で「ベイエリア活性化の第一歩。負の遺産をプラスの資産に変えていく一歩だ」と語った。