愛媛県今治市で4〜5月に高齢女性2人が殺害され、1人が重傷を負った事件で、県警は10日、任意で事情聴取した後に自殺した今治市別宮町6丁目の無職窪田さや香容疑者(当時37)について、殺人などの疑いで容疑者死亡のまま書類送検し、発表した。

 県警によると、4月25日に今治市別宮町6丁目の越智サツキさん(当時81)が刃物で腹部などを刺されて死亡。5月3日に近くの同市室屋町7丁目の岡本ユキヱさん(当時92)が胸を刺されて死亡、同居の久行さん(71)が重傷を負った。

 県警が事情聴取の際に採取した窪田容疑者のDNA型が、越智さん方の手すりなどで見つかった血痕のものと一致し、容疑者宅から押収した運動靴に付いた血痕のDNA型が岡本さんのものと一致した。窪田容疑者は任意の事情聴取で関与を否認し、聴取の翌日に自殺しているのが見つかった。「私はやっていない」という内容の遺書が見つかったが、県警は総合的に判断し、容疑が固まったと判断した。