米海兵隊と陸上自衛隊の共同訓練が10日、北海道で始まった。参加予定だった米軍の新型輸送機オスプレイは「日米間の調整が整っていない」などの理由で飛来しなかった。

 北海道大演習場(千歳市、恵庭市など)では同日午後、米海兵隊員と陸自隊員計約450人が集合して開始式があった。陸自第11旅団長の竹本竜司陸将補は「日米の絆の強さを内外に示すことは、(周辺国に対する)抑止力を強化して地域の安定につながる」と訓示。第1海兵航空団司令官のトーマス・ワイドリー准将も「日米同盟はアジア太平洋地域の平和と安全の礎だ」と訓示した。

 訓練は日米合わせて3300人が参加し、28日までの予定。小野寺五典防衛相は10日の衆院安全保障委員会で、この訓練にオスプレイが参加するかどうかについて、「米側との調整が整うまでの間は、オスプレイは使用しない」と述べた。陸自北部方面総監部も「調整が整うまで参加しない。参加するとなれば、地域に知り得た情報を逐次伝えていく」としている。

 演習場の近くでは市民団体が「オスプレイ来るな!」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げ、反対を訴えた。(横山蔵利)