原子力規制委員会は10日、原発の核燃料を加工している原子燃料工業(本社・東京都)の熊取事業所(大阪府)で、ウランが含まれた粉末19・1グラムが加工機械の上に漏れているのが見つかったと発表した。粉末は回収され、作業員の被曝(ひばく)はなかったという。周辺の放射線量計にも変化はなかった。規制委の保安検査官が現場を確認して回収を確認し、法令に基づく原因の報告を求めた。

 規制委などによると、熊取事業所にある混合室で10日正午ごろ、ウランと添加物を混ぜる粉末混合機を作業員が点検していたところ、機械のフタの上にウランが含まれた粉末が漏れているのが見つかった。粉末の投入口に隙間が開くなどして漏れた可能性があるという。作業員は半面マスクをしており、被曝していないことが検査で確認された。