米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されているオスプレイが豪州で墜落した問題で、防衛省は11日、事故後の米軍の対応は「合理的な措置がとられている」として、オスプレイの飛行再開を容認すると発表した。

 政府関係者によると、沖縄の米軍普天間飛行場から飛び立ったオスプレイ4機が同日、青森県の米軍三沢基地に到着したという。北海道で行われている自衛隊と在沖米海兵隊の共同訓練に参加する可能性がある。

 防衛省の発表によると、「事故は陸上への着陸よりはるかに複雑な、海上を移動中の艦船への着艦の最中に発生した」と説明。さらにオスプレイの機体について「機械的、構造的及びシステム上の欠陥はないと米軍が認識している」とした上で、「米軍がオスプレイの安全な飛行は可能と説明していることは理解できる」と結論づけた。

 小野寺五典防衛相は事故後、米軍に対して日本国内での飛行の自粛を要請したが、米軍は「運用上必要」として沖縄県内で飛行させるなどしていた。

 日米共同訓練でのオスプレイ飛行を自粛するよう要請していた北海道の高橋はるみ知事は11日、飛行再開容認について「(住民には)依然として不安や懸念がある」と指摘し、「引き続き国の責任において、安全管理の徹底が図られるよう強く求める」とのコメントを出した。

 北海道では10日から日米共同訓練が始まり、同日予定されていた訓練開会式でのオスプレイ飛行は見送られていた。(相原亮、横山蔵利)