沖縄県東村(ひがしそん)高江で不時着、炎上した米軍の大型輸送ヘリCH53Eは6月、久米島空港(沖縄県久米島町)に緊急着陸していた。防衛省関係者への取材でわかった。地元自治体は安全管理の徹底を求めていたが、約4カ月後に重大事故を起こしたことになる。

 防衛省関係者によると、この機体は普天間飛行場(宜野湾市)所属で、6月1日午後1時ごろ、機体の不具合を示す警告灯がつき、久米島空港に緊急着陸した。駐機場まで移動し、安全が確認されたとして、約2時間後に離陸して普天間に戻った。米軍は沖縄防衛局を通し「予防着陸をした」「訓練中だった」と関係自治体に説明した。

 けが人や民間機への影響はなかったが、久米島町や宜野湾市は「トラブルの内容が地元に示されないまま離陸、着陸した」などとして抗議し、防衛省が米軍に再発防止や原因究明を要請していた。