佐賀県警察学校の寮内でトランプ賭博を繰り返したなどとして、県警が10〜20代の男性巡査12人を書類送検・家裁送致していたことが、朝日新聞の情報公開請求と取材でわかった。中には計約20万円を得た巡査もいたという。

 県警監察課によると、12人はいずれも今春に入校。6月中〜下旬にかけて約60回、昼の休憩や夜の自習時間に金を賭けてトランプの「大富豪」をしていたという。県警は6月下旬に情報を得て捜査し、8月25日に12人を単純賭博容疑や非行内容で書類送検したり家裁送致したりした。佐賀地検によると、書類送検された5人のうち4人は不起訴処分(起訴猶予)、1人を家裁送致とした。佐賀家裁は送致された巡査への対応を明らかにしていない。

 県警は賭博を呼びかけた20代巡査を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。深く関わっていた別の20代巡査と、中間試験でのカンニングも発覚した10代巡査を本部長訓戒、他の9人と監督責任を問われた上司4人は本部長注意や所属長注意としたが、発表していなかった。賭博を呼びかけた巡査とカンニングも発覚した巡査は依願退職したという。

 牧瀬義昭監察課長は「社会人としてはもちろんのこと、警察官としての自覚をしっかり持たせるよう、教養を徹底するとともに再発防止に努める」とのコメントを出した。(黒田健朗)