群馬県の防災ヘリコプター「はるな」(乗員9人)が10日、同県中之条町の山林に墜落した事故で、県警や自衛隊などは11日早朝から乗員の救助と捜索を開始した。10日の段階でヘリ周辺からは8人が発見され、うち2人の死亡が確認された。11日、新たに5人を現場から搬出したが、いずれも死亡が確認された。残る乗員1人も機体の近くで見つかった。

 11日午前5時20分ごろ、霧雨の中、県警や自衛隊などの捜索隊計約160人が墜落現場に向かって出発した。上空からも自衛隊のヘリコプターなどが活動にあたった。

 県によると、ヘリは長野県境の登山道を視察するため、10日午前9時15分、県の防災航空隊員4人を乗せて前橋市内のヘリポートを離陸。20分後に同県長野原町の西吾妻福祉病院で吾妻(あがつま)広域消防本部の5人を乗せて飛び立った。ところが、県境の横手山付近を飛行中だった午前10時ごろを最後に通信が途絶えた。