京都市伏見区の京都アニメーション第1スタジオが放火された事件で、京都府警は14日、役員と社員70人が発生時にスタジオにいて、35人が亡くなり、34人が負傷し、けがをしなかったのは1人だけだったことを明らかにした。負傷者の8人がなお入院中で、うち3人は命にかかわる重篤な状態だという。

 府警はこの日、死亡した35人(男性14人、女性21人)と、負傷した34人(男性15人、女性19人)の年代も明らかにした。負傷者34人の内訳は重体4人、重傷25人、軽傷5人。

 犠牲者のうち20代は16人、30代は11人で、合わせて8割近くを占める。ほかは40代7人、60代1人だった。負傷者も20代15人、30代11人で20〜30代が8割近くに上り、40代は6人、50代は2人だった。3階建てスタジオの1階にいた40代の男性社員は、けががなかった。

 スタジオ内にいた70人とは別に、出勤途中で事件が起き、屋外で救助にあたった40代の男性社員が煙を吸って軽症を負ったという。

 第1スタジオ内にいた役員・社員数や死傷者数が判明し、府警は14日までに、さいたま市見沼区の青葉真司容疑者(41)に対する逮捕状を、35人への殺人容疑、負傷しなかった社員1人を含む35人への殺人未遂容疑などに取り直した。

 捜査1課によると、青葉容疑者は7月18日午前10時30分ごろ、1階玄関からスタジオ内に侵入し、バケツに移したガソリンをまいて火をつけ、35人を殺害し、ほかの35人を殺害しようとした疑いがある。青葉容疑者は全身やけどを負ってなお重篤な状態が続き、逮捕するめどは立っていない。