大型の台風10号の接近を控え、政府は14日夕、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。安倍晋三首相は「お盆休みのUターンラッシュを迎えるなか、新幹線や航空機が運転取りやめや欠航を決定するなど国民生活にも既に大きな影響が出始めている」とし、先手を打って対策を講じるよう閣僚らに指示した。

 必要な場合に自治体の要請を待たずに自衛隊が救援活動にあたれるよう、西日本の部隊を中心に約2万7千人が即応態勢を敷いたとしている。また、昨年9月に台風の影響で関西空港の連絡橋にタンカーが衝突し、一時「孤島」となったことを踏まえ、初めて空港周辺での船舶の航行を禁止した。記録的な大雨や暴風などが予想される地域の住民に向けては、不要不急の外出を控え、早めの避難を心がけるよう呼びかけた。

 地元の山口県に帰省中だった安倍首相は、14日夕に東京へ戻る予定だったが、関係閣僚会議を開くため、日程を前倒しして、帰京した。