香川県坂出市沖の瀬戸内海で19日、修学旅行中の小学生ら62人が乗った旅客船が沈没した事故で、高松海上保安部は21日、旅客船「Shrimp of Art」(19トン、高松海上タクシー所有)がぶつかったとみられる岩の写真を公開した。岩の表面に削られたり、塗料が付着したりしたような直線の傷が数本あり、高松海保が衝突痕とみて詳しく調べている。

 国の運輸安全委員会の調査官も同日、坂出海上保安署を訪れ、関係者から事故当時の状況を聞き取るなど原因解明へ調査を始めた。

 また、高松海保は21日、業務上過失往来危険の疑いで20日に逮捕した多田陽介船長(45)を釈放した。多田船長は水路の危険性を十分に確認せず、旅客船を浅瀬に乗りあげさせ、沈没事故を起こしたとする容疑を認めているといい、今後は任意で事情を聴き、捜査を続ける。(長妻昭明)