和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで、雌のジャイアントパンダ良浜(ラウヒン)(20歳)が赤ちゃんを産んだ。同園で誕生したパンダは2年ぶりで、17頭目。父親の永明(エイメイ)(28歳)は人間ならば80代とされ、飼育下で自然交配して繁殖したジャイアントパンダの世界最高齢記録を再び更新した。

 同園によると赤ちゃんは10年ぶりの雄で、22日午前11時50分に生まれた。体長20・5センチ、体重157グラム。永明にとっては16頭目、良浜にとっては10頭目の赤ちゃんになる。長年パンダの飼育を担当してきた中尾建子副園長は「良浜がしっかり抱きしめていないと、飛び出してしまいそうなくらい元気な男の子です」と話した。

 6月に自然交配が確認されており、10月末に妊娠の兆候がみられ、出産に備えて公開を休止していた。再開時期は親子の状態を見ながら決める。

 同園は中国と共同でパンダの繁殖に取り組んでおり、成長した子どもは順次、繁殖のため中国へ渡る。これまでの出産時は中国からスタッフがサポートに来ていたが、今回はコロナ禍のために来日できず。オンラインでアドバイスを受け、初めて同園のスタッフだけで出産を迎えた。(大野宏)