8月の東京五輪マラソン競技のテスト大会となる「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」が5日、札幌市で開かれた。五輪と同じコースを使ったハーフマラソンの部には、日本代表のうち男女4選手や海外のエリート選手ら約70人が参加した。

 午前9時50分、札幌市中心部の大通公園をスタート。曇り空で肌寒いなか、日本代表の服部勇馬選手らは公園の周回コースを2周したあと、繁華街・ススキノや北海道大学構内などを駆け抜けた。

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、大会実行委員会は沿道での観戦自粛を求めた。沿道で「密」ができるのを防ぐため、市民ボランティアら約770人をコースに配置し、プラカードを掲げたり、呼びかけをしたりした。このほか、大会運営や警備、審判など計約2700人体制で臨んだ。

 今回のテスト大会は、首都圏や近畿圏を追うように新型コロナウイルスの感染状況が厳しさを増す札幌市で行われた。北海道では5月2日、新規感染者数が過去最多の326人確認され、このうち札幌市は246人を占めた。道と札幌市は近く「まん延防止等重点措置」の札幌市への適用を国に要請する方針だ。