3日午前7時58分(日本時間同午前8時58分)ごろ、台湾東部沖を震源とする強い地震が起きた。台湾の気象当局によると、東部の花蓮県では震度6強を観測した。

 花蓮市中心部で日本料理店「芝麻開門」を経営する溝渕剛さん(54)は朝日新聞の電話取材に対し、「下から突き上げたような衝撃の直後、大きな横揺れが続いた。今(日本時間午前10時45分ごろ)も余震が続いている。被害が大きかった2018年の地震よりもだいぶひどい揺れだった」と話した。

 家族や従業員は無事だが、店内や自宅内は家具などが軒並み倒れ、バルコニー付近の水道管も破裂。市街地では古い建物やビルが複数倒壊し、パトカーや救急車のサイレンが鳴り響いているという。

 溝渕さんは現地の日本人ら約30人で構成する「花蓮日本人会」の役員も務める。「これからメンバーの安否を確認する。余震でしばらく落ち着かないだろう」

 花蓮市でホステルを経営する内海真巳子さんは市内の自宅で強い揺れを感じた。花蓮は地震が多く「またか」と思ったが、今回はカタカタと音がする小さな横揺れがどんどん大きくなり、「ぐあんぐあんと、船酔いするような大きな揺れ」になったという。

 現地のテレビでは「この25年で最大の地震」と報じており、震度3程度の余震が続いているという。内海さんは「今回は大きかったのでびっくりしている。幸い大きな被害はなかったが、明日から連休なのに、地震でキャンセルが続出するのは残念」と話した。