朝日新聞社による5、6日の全国世論調査(電話)によると、学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題で、同学園が優遇されたのではないかとの疑惑は「晴れていない」が83%に達した。今回、内閣改造後の内閣支持率は35%とほぼ横ばい、不支持率は45%だった。加計学園などの問題に対する国民の疑いを、政権側が払拭(ふっしょく)しきれていないことが大きいとみられる。

 加計学園に関しては、安倍晋三首相も出席した7月末の国会での閉会中審査で、同学園が優遇されたとの疑惑は晴れたと思うかと尋ねた。内閣支持層の71%、自民支持層の75%も「疑惑は晴れていない」とした。

 南スーダンに派遣された陸上自衛隊の日報の組織的な隠蔽(いんぺい)疑惑について、稲田朋美元防衛相に国会での説明を求める必要があると思うか聞くと、「必要がある」61%が「その必要はない」30%を大きく上回った。内閣支持層と自民支持層では、「必要がある」と「必要はない」はそれぞれ4割台半ばで拮抗(きっこう)。首相が稲田氏を防衛相に任命した責任については、「責任は大きい」61%が「そうは思わない」30%を上回り、自民支持層では「責任は大きい」48%、「そうは思わない」45%と割れた。

 安倍内閣を「支持しない」という人に不支持理由を聞くと「政策の面」40%(前回調査42%)、「首相が安倍さん」28%(同18%)、「自民党中心の内閣」19%(同24%)など。不支持理由に「首相が安倍さん」を挙げた人が増えているのも今回の特徴だ。これまでの全国定例調査では13回連続でこの質問をしてきたが、「首相が安倍さん」との答えは、前回まで6〜18%で推移していた。