安倍晋三首相は7日夕、来日中のカンボジアのフン・セン首相と東京・元赤坂の迎賓館で会談した。北朝鮮の核・ミサイル開発問題をめぐり、北朝鮮への圧力を強化する必要があるとの認識で一致した。

 首相は会談後の共同会見で、「北朝鮮に国際社会が団結して圧力をかけること、今年のASEAN関連会議でも連携して取り組むことで一致した」と語った。フン・セン氏はまた、拉致問題の早期解決について支持を表明した。

 一方、首相は会談でカンボジアのシハヌークビル港の新コンテナターミナル整備のため、約235億円の有償資金協力を表明。また、首都プノンペンの排水改善のために約40億円の無償資金協力を行うことも打ち出した。

 日本外務省によると、カンボジアには日系企業270社が進出し、日本からの投資は過去5年で3倍以上に増えた。来年1月にはアンコールワットに近い北西部の都市シェムリアップに領事事務所が開設される予定となっている。(笹川翔平)