北朝鮮が米軍基地のある米領グアム島周辺の海域を狙ってミサイルを撃つと警告したことを受け、政府は12日、グアムに向けたコースを外れて誤って日本に落ちてきた場合を想定し、地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」を陸上自衛隊の高知駐屯地(高知県)に配備した。複数の政府関係者が明らかにした。

 航空自衛隊の基地から発射機などを移動させており、出雲(島根県)、海田市(広島県)、松山(愛媛県)の陸自各駐屯地にも順次到着し、展開を進めている。

 PAC3の射程は半径約20キロ。北朝鮮が発射したミサイルがグアムへ向けて正常に飛んだ場合には、PAC3で迎撃することはない。

 一方、海上自衛隊も、海上配備型迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス型護衛艦1隻を日本海に展開し、警戒監視にあたっている。