菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、内閣府が昨年11月に国会に提出した「桜を見る会」の推薦者名簿の一部に、「首相枠」などの推薦をとりまとめた「内閣官房内閣総務官室」の部局名を隠す加工があったことを明らかにした。過去の国会答弁との矛盾を隠す狙いがあった可能性がある。

 内閣府は昨年11月22日、各省庁の推薦した約4千人分の名簿を国会に提出した際、「内閣官房内閣総務官室」の部局名を削除したという。2日前の同20日、内閣官房の大西証史内閣審議官が衆院内閣委員会で、内閣官房総務官室が取りまとめた推薦者名簿はすでに廃棄していると答弁したためとみられ、廃棄したはずの文書が国会に提出されれば、野党の追及を受ける恐れがあった。

 菅氏は会見で、記者団から「文書の改ざんに当たらないのか」と問われると、「国会提出資料のうち特定の記載を消し、その旨を説明しなかったのは極めて不適切な対応だった」と述べたが、改ざんに当たるかどうかについては言及を避けた。

 また菅氏は14日午後の記者会見で、2013〜17年度の5年分の招待者名簿について、「再調査は考えていない」と明言した。午前の会見では再調査を認める発言をしていたが、午後になって発言を軌道修正した。