中国での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、外務省は14日、感染が集中している浙江省温州市の「感染症危険情報」を湖北省と同等となる、上から2番目の「レベル3」(渡航中止勧告)へと引き上げた。茂木敏充外相が記者団に明らかにした。

 湖北省と温州市を除く中国全土については、3番目に強い「レベル2」(不要不急の渡航をやめるように呼びかけ)のまま。政府は13日から、湖北省を対象に実施してきた入国拒否の措置を、浙江省にも拡大していた。

 茂木氏は「浙江省は感染者数が1千人を超え、1万人あたりの感染者数も湖北省に次ぐ水準となっている。浙江省温州市は感染者数が490人に達し、1万人あたりの感染者数も0・53人となっているほか、移動を一部制限するなどの措置がとられている」と説明した。

 感染症危険情報は、新型インフルエンザなど危険度の高い感染症に関係して外務省が4段階で出す安全情報。世界保健機関(WHO)などの対応や流行の状況などを目安に出される。