衆参両院は16日午後の本会議で、菅義偉前官房長官(自民党総裁)を第99代首相に選出した。菅新首相は同日、自民、公明両党による連立内閣を発足させ、就任記者会見を行う。

 首相交代は2012年12月26日の安倍晋三氏の就任以来、約7年8カ月ぶり。

 首相指名選挙では、自民、公明両党など衆院で314人、参院で142人が菅氏に投票した。野党側は立憲民主、国民民主、共産、社民各党などが立憲民主党の枝野幸男代表に投じた。

 菅氏は衆院神奈川2区選出で当選8回。安倍前首相の下で歴代最長となる2822日間官房長官を務め、「安倍政権の継承」を訴えて自民党総裁選を制した。

 国会での首相指名を受け、組閣を行う。自身の後任となる官房長官ポストには安倍前首相の側近で官房副長官も務めた加藤勝信前厚生労働相を起用する。麻生太郎副総理兼財務相や茂木敏充外相、萩生田光一文部科学相らの再任など、安倍政権の閣僚の再任や横滑りが目立つ布陣だ。