加藤勝信官房長官は8日午前の記者会見で、東京五輪・パラリンピックに参加する選手に新型コロナウイルスワクチンを優先接種するかを問われ、「現時点で政府として具体的な検討を行っている事実はない」と述べた。

 そのうえで加藤氏は、選手の安全を確保するための対策について「IOC(国際オリンピック委員会)、大会組織委員会、東京都などの議論を注視していきたい」とも語った。

 ワクチンの優先接種をめぐっては、政府は、500万人近くの医療従事者を皮切りに、約3600万人の65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、の順で広げていくことにしている。12日からは高齢者向けのワクチン接種が始まる予定で、3週間の間隔をあけて1人2回接種する。日本は欧米に比べてワクチン接種が遅れている。