日本国内での確認例が非常に少ないカンムリカッコウが先月、名古屋市の公園で見つかり、同市の野鳥愛好家杉浦京子さん(61)が撮影した。本州での確認は2例目という。

 カンムリカッコウは頭に冠羽(かんう)があり、栗褐色の翼に長い尾、オレンジ色ののど元などが特徴。中国中部以南からインドシナ半島、ヒマラヤ山麓(さんろく)などに分布し、南北に渡りをする。

 最初に杉浦さんが目撃したのは4月21日。樹木の間を見たこともない鳥が飛んでいるのに気づいた。翌22日に同じ公園で再び見つけて撮影に成功したが、23日には姿も鳴き声も確認できなかった。

 山階鳥類研究所(千葉県)によると、国内ではこれまで少なくとも16例の記録があるが、南西諸島と日本海の離島がほとんど。本州では2008年に名古屋市の鶴舞公園での観察撮影記録があるのみという。(小川智)