「夢の舞台」。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝に先発する菅野は、大一番のマウンドをそう表現した。昨年末の自主トレの段階からWBC使用球で練習し、ドジャースタジアムで投げる自身の姿をイメージしてきたという。「やれることはやった自負がある。最善の準備ができたし、もう不安は全くない」。この日は、軽めのキャッチボールとストレッチで調整した。

 準決勝では95球の球数制限が設けられるが、気にしない様子。「たとえば、2死三塁から四球を二つ出しても無失点に抑えればいい。とにかく勝ちにこだわる」と結果だけを求める。

 ポイントは強打者ぞろいの米国打線に対し、いかに胸元を突けるか。「ホームランを打たれるくらいなら死球を当ててもいいぐらいの気持ちで内角をがんがん攻めたい」。制球が甘くなれば長打を食らいやすいコースだが、日本のエースは「覚悟をもって投げる」。