■横浜DeNAベイスターズ 筒香嘉智選手

 プロに入って8年目。野球がうまくなりたい一心でやっています。それは高校時代からずっとです。心が折れそうな時もありますが、応援してくれる家族がいて、仲間、スタッフがいて支えられているから、続けてこられています。

 調子が悪いときもありますが、シーズン中は、考え方を変えません。その分、シーズンオフに徹底的に課題に取り組みます。そうすれば、シーズン中に焦ることはありません。今苦しいから抜けだそうという、その場しのぎの考え方では得るものが少ない、と思っています。

 球児の皆さんも、苦しい時は、「今この時間が必要」「この苦しい時間があるからこそ」と先を見て欲しいです。

 甲子園に出場する選手たちは、敗退した学校、選手への敬意を忘れず、積極的に全力でプレーしてほしいです。甲子園は、自分たちが頑張った結果だから、楽しんで欲しいとも思います。

 今、少年野球チームに携わり、未来の球児を育てる活動をしています。僕も小さい頃にプロ野球選手に憧れた。野球界では、野球人口が減ることへの危機感があります。活動を通じて、子どもたちが将来にわたって野球を続けられるように、また野球を通じて将来につながる何かを得てもらえるように、力になりたいと思っています。

 僕が野球界に育ててもらった分を、将来の子どもたちに還元したい。未来につながるように。

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 〈つつごう・よしとも〉 1991年11月生まれ。和歌山県橋本市出身。横浜高校2年の春、夏に甲子園出場。横浜DeNAベイスターズの主軸。今春のWBCでも日本代表の4番を務めた。