(17日、高校野球徳島大会 鳴門渦潮12―2阿南高専)

 徳島大会2回戦で17日、鳴門渦潮の3番・野口がサイクル安打を達成した。

 「本塁打を打てばサイクル安打」という状況で迎えた九回。2死から仲間がつないでくれて、第6打席が回ってきた。記録への期待が高まる中、ベンチから「放り込め」と声が上がる。4球目、左打席の内角高めの直球をフルスイング。打球は一直線に中堅スタンドへ伸びていった。「最高でした」。大会1号本塁打で記録を飾った。

 野口は試合前、森監督から「大会1号をレフトスタンドに運んだらどうや」と言われていた。一回、狙い通りの流し打ちで左翼線へ二塁打を放った。五回には中越え適時三塁打、七回に左前打と安打を重ねた。八回に死球で記録は難しくなったと思われたが、最後に勝負強さを発揮した。

 大記録達成にも、野口は冷静だ。「もっと打線がつながれば投手は楽に投げられたはず。次戦に向け、心の準備をしたい」=オロナミンC(鈴木智之)