(9日、高校野球 盛岡大付4―1作新学院)

 今春の選抜大会に出場した両校による対戦。盛岡大付が春からの成長を印象づけ、選手権2連覇を狙った作新学院をのみ込んだ。

 その成長は、五回に表れていた。1死から臼井が遊撃内野安打で出塁。続く左打者の林が、初球を引っ張り込み、一、三塁を作った。2番打者の大里は2球で追い込まれ、バスターの構えを見せる。暴投で勝ち越し点を挙げ、スライダーを右前安打。2死となり、主将の比嘉は高めの131キロの球をフェンス直撃の中越え2点二塁打とした。

 盛岡大付の強打を引き出すのは、どの選手も思いきりバットを振る姿勢だ。が、選抜の準々決勝では履正社(大阪)の好右腕・竹田の前に1得点。全国の壁を感じた。大会後は、カウント1ボール2ストライクから打席に立つケース打撃を積んだ。比嘉は言う。「選抜では追い込まれたら、簡単に三振していた。低めを見極め、鋭く振る『軽打』を練習してきた」

 五回に集めた4安打は、初球打ちが2本、2ストライクからも2本。持ち前の積極性に、粘りも加わり、2年連続で初戦突破を果たした。(井上翔太)