(13日、高校野球 二松学舎大付14―2明桜)

 三塁側アルプス席に詰めかけた二松学舎大付の応援団は、前夜に東京からバス12台で出発した約380人の生徒が中心。緑のメガホンやシャツで、スタンドをスクールカラーに染めた。

 チアリーダーを引率する家庭科教諭の篠田豊子さん(64)は勤続40年以上のベテラン。市原勝人監督が左腕エースで準優勝した、1982年の選抜大会も甲子園で観戦したという。

 篠田さんは99年ごろから、調理実習で余った食材を使って野球部向けの昼食を作るようになった。「野球部は素直な生徒ばかり。活躍して学校の名前を広めてくれて感謝している」

 メニューはハヤシライスやビーフカレーなど。練習試合で本塁打を放った選手には、特製のおにぎりを作る約束となっている。

 この日、二回に先制打を放った秋広涼太選手(3年)は「篠田先生の料理は何でもおいしい。奥深い味がします」と話す。東東京大会で2本塁打を放った秋広選手は、チャーハンを使ったおにぎりがお気に入り。「公式戦の分は(大会後にもらえる)貯金になっているので、甲子園でも貯金を増やしたい」。

 本塁打こそ出なかったが大勝で好発進。篠田さんは「少しでも長い夏にしてほしい」と健闘を祈っていた。(辻健治)