(13日、高校野球 天理6―0大垣日大)

 天理の4番神野太樹(3年)が、「師匠」の教えを甲子園で体現した。

 一回は中越え、四回は左越えに打った瞬間に分かるほどの本塁打。流れを引き寄せる2連発に「2本目はこすっていたので、2年前ならスタンドに届いていないと思う」と胸を張った。

 体にしみこんでいるのは、チームを率いて約2年となる監督の教えだ。

 1年生の秋、近鉄や阪神でプレーしたOBの中村良二監督が就任。中村監督は1986年夏の甲子園に4番・主将として出場し、全国制覇した。

 その監督から、(1)トップを深くとる(2)バットはグリップから出す(3)軸足でしっかり回るという「三つのポイント」を伝授され、打撃を磨いてきた。

 「1年生から練習してきた成果を甲子園で出せた。2打席連続は監督もやっていないので、超えられましたね」。試合後のお立ち台で、神野が「どや顔」で言った。(山口史朗)