陸上の世界選手権最終日の第10日は13日、ロンドンであり、男子50キロ競歩は、昨年のリオデジャネイロ五輪銅メダルで4大会連続出場の29歳、荒井広宙(ひろおき、自衛隊)が3時間41分17秒で2位となり、日本勢として世界選手権、五輪を通じて競歩で過去最高の銀メダルを獲得した。初出場の24歳、小林快(かい、ビックカメラ)も2秒遅れでゴールして銅メダル。25歳の丸尾知司(さとし、愛知製鋼)も3時間43分3秒で5位に食い込んだ。

 優勝は、世界記録(3時間32分33秒)保持者のヨアン・ディニ(フランス)。途中でコースを外れてトイレにいきながらも、5キロ過ぎに先頭集団から抜け出して一人旅。ハイペースで後続を引き離して、3時間33分12秒の大会新でゴールした。

 ディニを追う第2集団は少しずつ絞られていき、中間の25キロで荒井、小林や、リオ五輪で荒井と接触して騒動になったエバン・ダンフィー(カナダ)ら7人に。5人になっていた37キロ付近で、荒井と小林が2人でペースアップ。給水のボトルを手渡すなどチームプレーもみせながらダンフィーらを引き離してゴール直前まで銀メダル争いを繰り広げた。

 第2集団から15キロ手前で遅れた丸尾も、ペースを保って脱落者を次々に捉え、35キロを過ぎて入賞圏内に入り、さらに5位まで順位を上げた。(記録は速報値)