平昌(ピョンチャン)冬季五輪に参加する韓国と北朝鮮による女子アイスホッケーの合同チーム。初陣となった4日夜のソウル近郊・仁川での強化試合は強豪スウェーデンに1―3で敗れたが、観客席を埋めた韓国市民は、南北の分け隔てなく声援を送った。一方で、複雑な感情を吐露する観客もいた。

 仁川仙鶴(ソナク)氷上競技場は、約3千席の観客席が満席になった。親子連れやカップル、高齢者のグループまで年齢層はさまざま。チームがリンクに現れると、観客は白地に青色で朝鮮半島を描いた「統一旗」を振り、「我々は一つ」と書いた横断幕を揺らした。試合開始前、国歌の代わりに朝鮮民謡「アリラン」が演奏されると大きな歓声が響いた。

 「北の選手のことは何も知らないけれど、南北で力を合わせて競技をする姿が見たくて来た」。11歳の長女と一緒に来た水原市の主婦、李貞秀(イジョンス)さん(38)は、興奮気味に話した。