(15日、平昌五輪)

 スピードスケート男子1万メートル。最終組で滑る優勝候補スベン・クラマー(オランダ)のペースが一気に落ちた。一つ前の組で12分39秒77の五輪新記録でトップに立ったテッドヤン・ブルーメンの目はすでに潤んでいた。「最高の舞台で勝てたことを誇りに思う」

 31歳はオランダ出身。2014年ソチ五輪代表選考会で落選し、父の故郷カナダに国籍を変えた。

 五輪初出場の今大会、5000メートルはクラマーに敗れ、銀メダル。この日は30秒前後のラップを刻み続け、雪辱を果たした。「いいリズムで、自分の滑りを維持することができた」