東京六大学野球連盟は16日、秋季リーグの開幕(19日)を前に、8月の春季リーグでは入場が認められなかった応援団の参加について、感染症対応ガイドラインを公表した。「他の観客がいない外野席」「各校100人以内」「マスク着用」などの制限はあるが、吹奏楽も復活する。東京六大学応援団連盟の宮川隼(はやと)委員長(早稲田大学応援部主将)は「参加できなかった春の悔しさもぶつけ、2倍の気持ちで応援したい」と意気込んでいる。

 一塁側チームは右中間席、三塁側チームは左中間席に応援エリアを設定し、100人以内で応援する。指揮を執るリーダー部は、メインとなるリーダー1人のみがマスクを外せるが、その前方に応援部員を配置しない。太鼓は1校2台までで、鼓手が交代する際には必ず消毒作業をし、バチは使い回しせず個人管理とした。

 チアリーディング部もマスクを着用し、攻撃時は声を出さずに踊る。ポンポンなどは個人管理とし、個人で持参できないパネルなどの器材は極力減らし、試合前後に消毒する。

 最も参加が難しいとされた吹奏楽部についても、スポーツ現場における感染症予防対策の経験が豊富な専門家からの助言を踏まえ、注意を払った上で応援に参加できることになった。

 演奏時の飛沫(ひまつ)を考え、座席の配置はリーダー部、チアリーディング部と同様、前後に1席ずつ、左右に3席ずつ空ける。トロンボーンは他の楽器と比べて飛沫がやや多いため、前方を2席空けた配置とする。

 楽器にたまった水分の処理は、楽器にタオルを近づけて行い、タオルの管理にも十分注意する。マウスピースのみを使用して音出しを行う際は、マウスピースの先端付近にタオルを近づけ、周囲に飛沫が飛ぶことを防ぐ。

 さらに楽器を使用したアクションは行わず、常に座って正面を向いて演奏する。譜面、譜面台、打楽器のスティックなどは個人管理とする。運搬する車に積む楽器は、スーザフォン・ユーフォニアム・打楽器など、最低限の楽器だけにして、積み下ろしをする部員は手袋を着用することを義務づけた。