13日に死去したノーベル平和賞受賞者で中国の著名な人権活動家、劉暁波(リウシアオポー)氏の妻劉霞(リウシア)氏(56)が出国を希望している問題で、中国外務省の陸慷報道局長は17日の会見で「中国公民として当然、法に基づく正当な権利は保護する」と述べた。

 劉氏の死後も、欧米や支援者からは「体調を崩している劉霞氏の軟禁状態を解き、出国を認めるべきだ」との声が上がっている。外務省はこれまで「法に基づいて処理する」と述べてきたが表現を変えており、出国容認に含みをもたせたとの見方も出ている。

 劉氏が2010年にノーベル平和賞を受賞後、当局から軟禁された劉霞氏は精神状態が悪化し、劉氏とともに出国することを希望していた。夫妻の意向を受けたドイツが中国政府と交渉中、劉氏の末期がんが判明。米国も受け入れの意向を示したが、劉氏は13日に死去した。劉霞氏は今も当局が監督下に置いているとみられ、外部とは連絡がとれない状態が続いている。(北京=延与光貞)