ヨルダンのペトラ遺跡で9日発生した洪水で、在ヨルダン日本大使館は同日、安否が懸念されていた日本人のツアー客45人と添乗員2人の計47人の無事を確認した。

 同大使館によると、日本人の観光客30人と添乗員1人、観光客15人と添乗員1人の団体がそれぞれペトラ遺跡を訪れていた。一部の人と連絡がとれず、大使館が安否確認を急いでいたが、全員の無事が確認された。けがなどもないという。洪水が発生したため、9日午後に遺跡は閉鎖され、警察などが出て観光客が避難したという。

 ペトラ遺跡はヨルダン南部にある岩山に囲まれた古代都市遺跡で、1985年にユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録された。砂漠の遊牧民が約2千年前に築いたナバテア王国の都だったとされている。米映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の撮影地としても有名で日本人も多く訪れる。(エルサレム=渡辺丘)