米南部テキサス州ヒューストン近郊の化学工場で27日、2度にわたって爆発が発生し、少なくとも作業員3人と住民5人がけがを負った。地元当局はさらなる爆発を警戒し、工場から半径6・4キロの住民数万人に避難命令を出した。

 米メディアによると、爆発が起きたのはヒューストンから約150キロ東のポートネチェスにある工場。最初の爆発は午前1時ごろ、2度目は午後2時ごろに起き、合成ゴムなどの製造に使われる無色の気体である化学物質「ブタジエン」の処理装置が燃えたという。

 米国では、翌28日が祝日にあたるサンクスギビング(感謝祭)。多くの企業や学校は12月1日までの4連休となり、家族が集う帰省シーズンでもある。米紙ニューヨーク・タイムズは「数万もの家族の休日の計画が台無しになった」と報じ、避難対象者は約3万人だと伝えている。(ニューヨーク=藤原学思)