大和紡績(大阪市)は13日、連結子会社の大和紡観光(竹下卓社長)が運営する霧島国際ホテル(鹿児島県霧島市牧園町)について5月20日をもって営業を終了すると発表した。コロナ禍で集客に大きな影響を受けたためという。

 大和紡績によると、同観光は資本金5千万円で、大和紡績が100%の株を保有している。同ホテルは1971年に営業開始。現在、165室あり、従業員は嘱託やパートを含めて140人。近年は年間延べ約9万人の宿泊客で推移していたが、昨年は大きく落ち込んだという。

 大和紡績は「安定的な事業運営の見通しが立たず、建物の築年数も50年を経過してリニューアル投資が必要となり、事業継続は困難と判断した。ホテル事業から撤退する」としている。

 同ホテルは霧島温泉郷を代表する宿泊施設の一つ。霧島市観光PR課の宝徳太課長は「市としても修学旅行生を誘致するなど努力してきた。何とかコロナ禍を乗り切ってほしかったが、きわめて残念としか言いようがない」と話した。(神谷裕司)