【栃木】敬老の日の18日、宇都宮市上金井町の宇都宮動物園(荒井賢治園長)で、飼育しているコモンリスザル「ピエール」の長寿を祝うイベントがあった。
園によると、ピエールはメスで、2004年5月13日に生まれの19歳。リスザルの寿命は野生で10〜15歳、飼育下では15〜20歳といわれ、ピエールは人間であれば100歳近い年齢に相当するという。
最近は歯が摩耗して硬い食べ物が苦手になったが、それ以外は「若者にも負けないちょっぴり強気なおばあちゃん」。これまで群れの中で生まれた子どもの面倒を積極的にみるなど、元気な姿を見せてきた。
この日は好物のブドウなどで作られたお祝いのケーキを食べた。飼育員は「少しでも長く健康に楽しくすごして」と見守っていた。(津布楽洋一)