【新潟】サッカーの明治安田生命J2リーグが27日、開幕する。今季のアルビレックス新潟は、疲労の蓄積で終盤失速した昨季の反省から、リーグへの適応力を重視した日本人中心の態勢で臨む。J1昇格に向け、2季目の指揮官はチームの完成度に自信をみせている。(小川聡仁)

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 今季の陣容はFW5人、MF11人、DF9人、GK3人の計28人。新加入9選手はいずれも日本人で、外国籍の選手は昨季ウルグアイ1部リーグから加入したMFゴンサロ・ゴンザレス(27)だけ。昨年開幕前に一時6人に上ったのとは対照的だ。

 日本人選手を中心とした理由について、昨季から指揮を執るアルベルト・プッチ・オルトネダ監督(52)は「試合展開が常に速いJ2の試合に適応するため」と話す。欧州リーグなどと異なり、J2は技術の低さを持久力や体力で補う傾向があるとみる。緩急のある海外リーグでプレー経験のある外国人選手の起用はむしろリスクになると判断した。

 昨季は一時4位に浮上しながら、終盤の6連敗(1引き分け挟む)が響き、14勝13敗15引き分けの22チーム中11位。過密日程による疲労の蓄積が終盤の失速理由とみており、こうした点からも、身体能力を要するJリーグのサッカーに適応しやすい布陣を目指した。

 昨季の55得点はリーグ9位だったが、シュート数に対する割合はリーグでも最低クラスで決定力が課題。チーム得点王の鄭大世(チョンテセ、36)、2位の渡辺新太(25)の抜けた穴をいかに埋めるかが課題だ。エースのMF本間至恩(20)や新加入のJ3得点王、FW谷口海斗(25)への期待は大きい。

 新チームは1月に始動。同月下旬から3週間、高知市でキャンプした。今月27日、開幕戦を敵地で北九州と戦う。

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 アルベルト監督に展望を聞いた。

 ――チームの仕上がりは

 昨季の開幕前はゼロからの始動だったが、今年は中心選手が多く残ってくれ、6割の完成度からスタートできた。新加入選手も我々の戦術に適応できる選手を集めたため、チームにうまく溶け込んでくれている。細かい戦術的な部分まで指導できている。

 ――昨季終盤の失速は影響するか

 昨季の終盤戦では、選手は精神的にも身体的にも疲れ果て、チームはほぼ崩壊状態だった。通常より短いが1カ月程度のオフがあり、選手は気持ちを切り替えている。今季には影響しないとみている。

 ――今季の目標は

 昨季以上に良い成績をもたらしたい。私はプロの監督で、求められるのは結果。1試合1試合を満喫していきたい。

 ■今季の陣容

(左から背番号、ポジション、名前、年齢。◎は新加入)

 1 GK 小島亨介 24

 4 DF 岡本将成 20

 5 DF 舞行龍ジェームズ 32

 6 MF 秋山裕紀 20

◎7 FW 谷口海斗 25

◎8 MF 高宇洋 22

◎9 FW 鈴木孝司 31

 10 MF 本間至恩 20

 14 FW 田中達也 38

 16 MF ゴンサロ・ゴンザレス 27

 17 MF 福田晃斗 28

◎19 DF 星雄次 28

 20 MF 島田譲 30

 21 GK 阿部航斗 23

◎23 FW 小見洋太 18

 24 MF ロメロ・フランク 33

◎25 MF 藤原奏哉 25

◎26 DF 遠藤凌 22

 27 MF 大本祐槻 26

 28 DF 早川史哉 27

 31 DF 堀米悠斗 26

 32 DF 長谷川巧 22

 33 MF 高木善朗 28

◎35 DF 千葉和彦 35

◎37 MF 三戸舜介 18

 39 FW 矢村健 23

 41 GK 藤田和輝 20

 50 DF 田上大地 27