星図

夕方の西の低空に見えている水星が、7月30日に太陽から最も離れて東方最大離角となる。日の入り45分後の高度は約5度と低いうえ、金星など明るい目印がないため見つけるのは少し難しいかもしれない。方位と高度をよく確かめて、西の空のひらけたところで双眼鏡で探してみよう。

地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日没後の西の空か、日の出前の東の空となる。

今回のように太陽から最も東側に離れるときを「東方最大離角」と呼び、この日の前後は日没後に観測しやすい。反対に太陽から西側に離れる「西方最大離角」のときは、日の出前の東の空で観測しやすくなる。

7月の見え方
7月の、日没45分後の水星の位置(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は等級。最大離角前のほうが明るく、高さもあまり変わらない(むしろやや高い)ので、中旬ごろのほうが見やすいかもしれない。25日には月が水星を隠す水星食が起こる