【2019年3月4日 星ナビ編集部】

東日本大震災の発生した夜、被災地の空には満天の星が広がりました。被災者から寄せられた星と震災にまつわるエピソードをもとに、宮城県の仙台市天文台によってプラネタリウム番組『星空とともに』が制作されました。2012年3月の公開後、投映館を増やし毎年各地の科学館やプラネタリウムで投映されています。

昨年、同天文台では『星空とともに』第二章の制作が進められました。そのきっかけとして同天文台は「震災から時が過ぎ、被災地の状況や被災者の気持ちが変化する中で、第一章では伝えきれなかった星空があった」と述べています。クラウドファンディングで資金を募り、多くの協力を得て制作が始まりました。第二章のタイトルは『星よりも、遠くへ』。被災地での聞き取りから、7名の体験を元に制作されたドキュメンタリー作品です。

第一章『星空とともに』だけでなく第二章『星よりも、遠くへ』も、番組の趣旨に賛同した全国各地のプラネタリウムでの投映が決まっています。投映館リストは仙台市天文台のウェブサイトに掲載されています。

星ナビ4月号では仙台市天文台の大江宏典さんに、第二章制作に際しての経緯や思いを語っていただきました。震災から8年。あの夜の星空が今へと続いていることを改めて考え、向き合っていくきっかけにしてほしいと思います。


倒壊した家で、仮設住宅で、被災した人々が見上げた満天の星をドキュメンタリー形式で伝える((c) 仙台市天文台)

■ NHKドキュメンタリー『震災ドキュメンタリー「あの日の星空」』

星空の記憶を胸に、生きることの意味を問い続ける人々の物語。

・3月11日(月)22:25〜/再 3月13日(水)02:20〜

・番組情報