【2020年10月1日 JAXA/NASA Blogs(1)/(2)】

国際宇宙ステーション(ISS)参加機関は、米・スペースX社の宇宙船「クルードラゴン(クルー1)」の打ち上げを日本時間10月31日午後3時40分とすることで同意した。日時の設定に当たっては、同じ10月に予定されているソユーズ宇宙船による長期滞在メンバー交代のスケジュールが考慮されている。

10月31日に打ち上げられるクルー1は、今年5月に打ち上げられ8月に帰還した試験機「デモ2(エンデバー)」に続くスペースX社の宇宙船による2回目の有人飛行だ(参照:「米、「クルードラゴン」で9年ぶりに有人宇宙飛行を再開」)。NASAの宇宙飛行士であるMichael Hopkinsさん、Victor Gloverさん、Shannon Walkerさんに加え、JAXAの野口聡一さんが、国際パートナーとしては初めて米国の商用宇宙船に搭乗する。クルー1は米・フロリダ州にあるケネディ宇宙センターからファルコン9ロケットによって打ち上げられ、国際宇宙ステーションへ向かう。

4名の宇宙飛行士はクルー1に「レジリエンス(resilience、立ち直る力・順応力)」という名前を与えた。クルー1ミッションに携わったチームの献身を称える思いや、人々との協力によってなし得ることに限界はないという意味、家族や同僚、さらには市民への敬意も込められている。野口さんはツイッターで「立ち直る力、苦境を跳ね返す意欲、復活への祈りを込めて、この宇宙船で挑戦を続けます」とコメントしている。

クルー1ミッションの宇宙飛行士
クルードラゴンにおける機器インターフェーストレーニング中のクルー1ミッションの宇宙飛行士。(左から)Shannon Walkerさん、Victor Gloverさん、Michael Hopkinsさん、野口聡一さん(出典:NASA Blogs - Commercial Crew Program)