【2020年10月5日 星ナビ編集部】

紹介:石原宙(流氷科学センター)

北海道の東、オホーツク海沿岸の中心に位置する人口2万1000人の街・紋別市にある、流氷をテーマとした科学館「北海道立オホーツク流氷科学センター」に「ステラドームプロ」が導入された。

直径15mの傾斜型ドームを備えた全天周映像ホールに4K解像度のプロジェクター5台を使って投影される星空は、恒星の色もしっかりとわかり、ドーム形状とも相まって映像への没入感が強く、まるで星間飛行をしているような気分を味わうことができる。また、映像設備を最大限に活かした天体写真や動画も鮮明に美しく楽しめるシステムとなっている。

投影イメージ
紋別市の名物オブジェ「カニの爪」と「ステラドームプロ」による夢の(?)コラボ

まだ定時でのプラネタリウム上映は行っていないが(普段はオホーツク地域の四季を様々な撮影方法でとらえたオリジナル番組『オホーツク 驚きの海へ』を上映)、季節のイベントとして小規模の投影会を実施している。今後は観光目的だけではなく、市内の小中学校の天文授業にも活用していく予定ということだ。少し街を離れれば満天の星が広がる北海道だが、このプラネタリウムが「地元の星空はこんなにも美しい」ということを知るきっかけになれたら嬉しいと担当者は期待を込めている。

施設内には他にも、常に温度をマイナス20度に保ち、本物の流氷や魚の氷漬け標本を展示している「厳寒体験室」や、世界最大級の飼育数を誇るクリオネの水槽など見どころがたくさんある。道東に出かけた際は是非足を運んでみていただきたい。