TCRアジア・シリーズのプロモーターであるモータースポーツ・アジアは、2019年のTCRタイ・シリーズと、2020年のTCRマレーシア・シリーズに参戦するコンペティターに向け、両選手権にまたがる新たなタイトル、『TCRサウスイースト・アジア・ツーリングカー・トロフィー』の創設を発表した。

 この発表はモータースポーツ・アジアによる両カレンダーのアナウンスを経て公表されたもので、ウインターリーグとして創設2年目を迎えるTCRマレーシアと、直接の主催シリーズとなるTCRタイの融合と活性化を狙った施策となる。

 2019年で創設4年目を迎えているTCRタイは、2019年シーズン後半戦となる10月12〜13日に開催の、観光地パヤタにあるビラ・サーキット戦から新タイトルが掛けられ、そのオープニングを経て同月最終週に行われるシリーズ最終戦の地、日本のスーパーGTも開催されるブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットまでの2戦がサウスイースト・アジア・ツーリングカー・トロフィーに組み込まれる。

 同じく、2020年からのスーパーGTカレンダー“復帰”が決まったマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでは、2シーズン目のTCRマレーシア開幕戦となる2020年1月17〜18日のイベントを皮切りに、アジアン・ル・マン・シリーズとの併催戦になる2月14〜16日の第2戦、そして2月29日〜3月1日の全3戦がサウスイースト・アジア・ツーリングカー・トロフィーの対象イベントとなり、東南アジアの両シリーズにまたがる全5戦でタイトルが争われる。

 モータースポーツ・アジアのCEOを務めるデビッド・ソナンチャーは「我々は、タイ国内でのTCR規定のさらなる活性化を目指しており、今回の決定はその最初のステップになるだろう」と、その狙いを語った。

「すべてのTCRマシンがタイ国内に存在するため、この新たな枠組みによる相互参戦の物流コストが最小限に抑えられ、より多くのレースを開催しながら、費用対効果の高いものにしたいというチームの要求に応えるアイデアとなっている」と続けたソナンチャーCEO。

「これにより、タイ国内でのTCRへの認知や興味喚起を促し、よりシリーズの活性化につなげたいと考えている」

 初年度の2019年は、リキモリ・チーム・エングストラーのヒュンダイi30 N TCRをドライブしたルカ・エングストラーが全6戦中5勝という圧倒的戦績でタイトルをさらったTCRマレーシアに関しても、「2年目以降の将来的な見通しについて、非常に楽観的でエキサイティングなシリーズに成長するだろうと思っている」と展望を語った。

「中東でのシリーズを事例に、ウインターリーグ制のカレンダーを採用することで、コストパフォーマンスの高いコンパクトなチャンピオンシップを提供するというコンセプトは、世界中のTCRチームやドライバーにとって非常に魅力的であることが証明されている」

「我々はこうした取り組みから、将来的により素晴らしい成果が挙げられると確信している。東南アジアに点在するワールドクラスのサーキットへ旅をし、自らのレースカーをドライブしたら、(パタヤなど)世界で最も美しいビーチや活気に満ちた都市で一休みして過ごすなんて、これ以上の楽しみ方は他にないだろう?」

■TCRサウスイースト・アジア・ツーリングカー・トロフィー開催スケジュール
TCRタイランド
ラウンド開催日開催地Rd.12019年10月12〜13日ビラ・サーキット(パタヤ)Rd.22019年10月25〜27日チャン・インターナショナル・サーキット(ブリーラム)

TCRマレーシア
ラウンド開催日開催地Rd.32020年1月17〜18日セパン・インターナショナル・サーキットRd.42020年2月14〜16日セパン・インターナショナル・サーキットRd.52020年2月29日〜3月1日セパン・インターナショナル・サーキット